所長紹介
税理士、通関士有資格
貿易アドバイザー協会AIBA(旧ジェトロ認定)アドバイザー
元日本水産・欧州国際税務研究所IBFD・アンダーセン(現KPMG)
ばんせい証券グループ・ばんせい保険[コミュニティ]代表取締役社長兼務
専門:
間接税(関税・VAT)、国際サプライチェーン改善、国際企業保険、事業再編、貿易・通商コンサルタント、欧州/アセアン/中国/スリランカ税務・国際相続
職歴:
日本水産株式会社
EU国際租税研究所IBFD@アムステルダム
国際税務会計事務所アンダーセン、KPMG
2004年 柴田・上田・コテサ国際税務事務所開設
2008-2011年 貿易アドバイザー協会監事
【現職】2015年 TradeTax 国際税務・会計事務所へ改組、
現在東京第一事務所所長@千代田区麹町
【現職】ばんせい証券グループ ばんせい保険[コミュニティ]代表取締役社長
兼任@中央区茅場町タワー
著書:
ジェトロ「英文契約」講座 監修
「国際税務の疑問点」(共著) ぎょうせい 2010
「ものづくり日本の海外戦略 ~関税と移転価格の波にもまれて~」(共著) 千倉書房 2010
VAT Monitor ヨーロッパの間接税専門誌. 日本通信員
雑誌経理情報「欧州VAT法における連鎖取引の税務ポイント」中央経済社2014
「Global Trade and Customs」内 <第7章:日本> IBFD 2020
講演活動:
ジェトロ「貿易税務」
東京商工会議所「租税条約」 その他、民間主催講演会等多数
恩師:
大口 駿一氏(元日本水産社長・農林事務次官):ビジネス
垣添 直也氏(元日本水産社長):ビジネス
金子 宏先生(東大名誉教授・2018年文化勲章受章):租税法
Hubert Hamaekers先生(元OECD多国籍企業委員会委員長):国際税務
尊敬する人:
丹羽 宇一郎氏(元伊藤忠商事社長・中国大使)
父 柴田 護(奥野誠亮元法務大臣・衆院議員と共に、戦後地方税法を起草・地方財政の制度を形成した)
最近のトピックス:
・コロナ関連不良債権処理と税務
・E-コマースビジネス構築と管理
・台湾・香港・その他外国からの日本の資産への投資と、消費税還付の資産管理会社の設立と運営
柴田所長にインタビューしました。
柴田所長に、事務所の強みやご自身のことなど、インタビューしました。
国際ビジネス・国際税務のエキスパート
TradeTax国際税務・会計事務所は、東京都千代田区麹町に東京事務所、大阪市新大阪に大阪事務所を構えております。『Trade』・・・いわゆる貿易通商・国際投資に特化してきました。
最近は、安全保障貿易管理のコンプライアンス、国際投資からの上手な撤退・分散、アメリカのナスダック上場サポート業務等に進出し、新しいビジネスエリアに重心を若干動かしています。
豊富なビジネス経験・ネットワーク
どのような事務所ですか?
柴田「東京・大阪を中心として、海外に提携先(欧州・USA・中国・東南アジア台湾・シンガポール・香港等)があります。
日本水産時代、オランダ IBFD(国際租税の研究所・国際機関)、アーサーアンダーセン・KPMG時代に知り合えた国内外の専門家集団を大切にして、一緒に業務を展開しています。
商流と物流を効率よく分離して法人税削減や関税を削減する、消費税・VATも削減する、商流拠点も臨機応変にチェンジするような業務が得意です。更に、そのコンプライアンスをします。税務調査・税関事後調査対策も万全です。
私が、ばんせい証券グループのお手伝いをしている関係から、アメリカのナスダック上場サポートの仕事も開始しました。こういった金融と国際取引等の実需をつなぐ仕事は新しい仕事で、大変やりがいがあります。
大阪事務所は、アメリカ税務ではビッグ4会計事務所と遜色ない実力を有するまでになりました。
日米税務の様々な問題を、迅速丁寧に解決します。」
先生の経歴を教えてください。
柴田「私は日本水産という会社で20年間ビジネスマンをしていました。漁労事業・ツナ缶製造・海外販売のサプライチェーンを担当していました。漁労拠点は北太平洋・インド洋、製造拠点は日本から韓国・タイ・フィリピンに移っていった時代を歩んできました。当時の販売エリアは日本・欧米でした。国際サプライチェーンや国際拠点の移動等を担当していましたので、その頃の経験が今の仕事に大変役に立っています。
40歳を過ぎてから国際税務を目指し、租税法の大家である金子 宏 先生の薫陶を受けました。
オランダの国際租税研究所 IBFDで働いていました。イギリスにも留学しました。
当時、IBFD所長は前のOECD多国籍企業委員会委員長の
Hubert Hamaekers先生で、欧州国際税務の第一人者です。
その後、アーサーアンダーセン・KPMGを経て独立しました。」
大切にしていることは何ですか?
柴田「租税法というのは諸刃の刃です。我々は納税の義務があります。
しかし納税の義務が行き過ぎると、とめどもなく非効率な公務に使用されたり、戦争に使われたりします。人間というのは美しくもあり、醜くもあります。租税法はそのバランスをとる学問です。『租税法律主義』とその他の法律への造詣、またその背後の哲学が大変重要です。
租税法で迷いましたら、必ず恩師の金子宏先生の『租税法』、金子先生のお弟子さんである水野忠恒先生の『大系 租税法』、そして、増井良啓先生の『国際租税法』に戻ることにしています。これらは私にとっての座右の書です。
民事訴訟法の三ヶ月(みかづき)章先生が、初学者向けにか書かれた『法学入門』という本も、法とは何かということが平易に書かれていて、何度も何度も読み返します。」
その他、皆様へお伝えしたいことはありますか。
柴田「会計・税務申告の部分は、AIにとって代わられるかもしれません。私もこの部分はAIと協業しようと取り入れていきます。しかしながら、クロスボーダービジネスは創造的であり、我々はそれを目指すお客様をサポートしていかなければなりません。
我々は、日本の会計・税務と世界の会計・税務を分け隔てなく、作成・チェックしなければならない時代の入口にいます。」
インタビューを読んでくださっている経営者の皆様へ。
柴田「ビジネスは1勝9敗。本当に難しいです。
ユニクロの柳井社長はお父様に言われたそうです『金儲けは一枚一枚お札を積むことだ・・・商売にホームランはない。コツコツお金を稼ぐことが結局は儲かる』(『柳井正の希望を持とう』P94 朝日新聞出版 2011年)
国際税務は、からまった釣り糸をほぐし、自分用に作り直すような、気の遠くなるような作業の連続です。
それをお客様のビジネス人生哲学に合わせて、我々は遂行していきます。」
<プロフィール>
趣味:登山・スキー・旅行・読書
語学:英語・フランス語
経歴:早稲田大学大学院修了、オランダ・英国へ留学、LLM MBA
日本水産、オランダIBFD、アーサーアンダーセン、KPMG勤務を経て、
TradeTax国際税務・会計事務所開設